025 諸国奇石図 Illustrations of Rare Stones of Various Provinces
おそらく江戸時代の末期に描かれたものと思われますが、作者は不明です。日本各地の不思議な石を、挿絵入りで紹介しています。
024 百鬼夜行図 Illustration of the Night Parade of One Hundred Demons
「百鬼夜行」とは、妖怪たちが夜の闇の中を行列し徘徊する様子のことで、さまざまな種類の妖怪たちが9.5mもの長さの絵巻に登場します。
022 古歌仙紅葉集 Maples inspired by Beloved Classical Poems
初夏の新緑も、秋の紅葉も美しいカエデ。本書は、そんなカエデに魅せられた江戸時代の園芸家があらわした、カエデの彩色図譜です。
021 文壇の趨勢 “Prospects of the Japanese Literary Scene”
文芸雑誌『趣味』の明治42年1月1日号に掲載された、夏目漱石の談話筆記の原稿です。談話筆記とは、雑誌記者が話を聞いて文章にまとめたもの、今風にいえばインタビュー記事のことです。
020 名飯部類 Categories of Delicious Meals
『名飯部類』は、上下2巻にわたってさまざまな米飯料理の作り方を解説した、いわば“江戸時代ご飯ものレシピ本”です。享和2年(1802)に刊行されましたが、残念ながら現在ではこのとき印刷出版された版本は1冊も残っていません。
019 ま免なくさ Mamenagusa
尾張に住む吉田鯉洲(よしだりしゅう)という人物が巷で聞く珍談奇談を集めた本です。2009年に行われた岩瀬文庫の蔵書の人気投票で第4位に選ばれました。尾張藩士の高力種信(猿候庵)によるユニークな挿絵も魅力的です。